お客様に「デジタル戦略を整理してみてはいかがでしょうか?」と伝えると、
「HPリニューアルは考えていません」や
「私たちはBtoB企業なので、デジタル戦略は必要ありません」
と言われることがあります。
そもそもデジタル戦略とは何でしょうか?
デジタル戦略とは、
単なる最新技術のデジタルツールを当てはめるだけということではありません。
急速に進化、デジタル化する経営環境に臨んで、
どのような「価値」「体験」を顧客に提供したいかというビジョンに基づき、
資源配分、注力の優先順位をあらためて決めなおすこと
を言います。
最新のデジタルソリューションに関する知見や洞察、
ユーザに対する理解、
従来のビジネスプロセスやシステムの理解と将来に渡っての利活用、
新たなソリューションとの連携等を盛り込んだうえ、
中期経営計画との整合、補完も図る必要があります。
昨今であればDX戦略(デジタルトランスフォーメーション戦略)
といったワードもよく使われますが、
デジタル戦略とDX戦略も同じ意味として認識いただいて構いません。
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続いてIT戦略はどう違うのでしょうか?
IT戦略とは、テクノロジー(ITサービス、ツール、ソリューション)を活用する戦略のことを指します。
「テクノロジーをビジネスモデルにどのように役立てるのか」
「効果を最大化するための投資はどのようなものか」
ビジネス戦略を軸に、どう展開していくかを考える必要があります。
企業価値向上や競争力強化に直接的に繋がったり、
既存のビジネスモデルや社内業務効率化、利便性の向上に繋がる戦略です。
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デジタル戦略もIT戦略も、
・HPをリニューアルすること
・BtoB企業だから必要がない
ということではありません。
HPのリニューアルが戦略的に必要であれば考えてみても良いですし、
IT戦略はBtoBビジネスにとって、自社の営業戦略にとっては欠かせない戦略だと思います。
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コロナ禍で生活様式が変わり企業は今、戦略の見直しを迫られています。
急速に進化、デジタル化する経営環境に臨んで、
どのような「価値」「体験」を顧客に提供したいかというビジョンに基づき、
資源配分、注力の優先順位をあらためて決めなおすデジタル戦略 と
テクノロジー(ITサービス、ツール、ソリューション)を活用し、
企業価値向上や競争力強化に直接的に繋げる。
既存のビジネスモデルや社内業務効率化、利便性の向上に繋げるIT戦略 は、
今の時代、必要不可欠な戦略として考えるべきではないでしょうか?